粉瘤の治療方法
- 富士彩クリニック
- 3月19日
- 読了時間: 2分
粉瘤とは
粉瘤とは皮膚にできた袋の中に角質や皮脂が溜まることでできます。
中心に黒点状の開口部を有することもあります。
できる箇所は様々で、粉瘤ができてしまう原因はわかっていないのが現状です。良性の皮膚腫瘍なので手術を受けなくても問題はありませんが
化膿して炎症を引き起こすこともあります。
一度炎症を起こしてしまうと、同じような炎症を繰り返すこともあります。
粉瘤の手術
手術は粉瘤が炎症を起こしていないしこりとしてつまめる時期をお勧めします。皮膚と腫瘤の癒着している部分だけを紡錘形に切開し、皮下にある袋の部分を損傷しないように周囲から切離して一塊として取りだすことにより、手術の傷跡をできるだけ小さくするようにしています。
化膿して炎症を起こしてしまった粉瘤は、周囲組織が癒着して境界が曖昧になってしまいます。その場合、ギリギリでの切離が難しくなるため感染と炎症が完全に治まるまで待ちます。
【耳横の粉瘤】







【首後ろの粉瘤】






※注意※
一例なので、手術の経過・抜糸の結果が全く同じにはなりません。
手術後から数か月は傷跡が赤くなります。
傷が目立たなくなるには約1年かかります。
手術後に傷の感染や出血、傷口が開くなどのリスクもあります。
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